イベント

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第4回たわわフェスタを終えて

「お酒のツマミ」から「みんなの笑顔」へ。

行列の先に見た、職人たちの新しい横顔。

 

1月中旬とは思えない春のような陽気に恵まれた一日。

おかげさまで、イベント開催中の10時から15時まで、会場には絶え間なくお客様の行列が続きました。

今回の主役は、松前町が誇る「珍味(小魚珍味)」です。

正直なところ、「珍味=お酒のツマミ、おじいちゃんの好物」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。

でも実は、カルシウムたっぷりの健康フードであり、子どもたちの栄養おやつとしても最高に美味しい、本当は老若男女みんなに愛されるべきものなんです。

 

職人たちの、初めての一歩

その魅力を伝えるために今回、どうしても前に出てほしかった人たちがいました。

それは「四国珍味商工協同組合青年部」の皆さんです。

普段は工場で黙々と製造に向き合い、どちらかと言えば「職人気質で人見知り」な彼ら。

「自分たちが前に出て話すなんて…」と戸惑いもあったかもしれません。

しかし当日、ワークショップや体験ブースで、自分たちが想いを込めて作った商品を一生懸命お客様へ説明する姿がありました。

その表情は、運営側の私から見ても羨ましいほど輝いていました。

高校生たちの挑戦

また、今回は伊予高校探Q授業「グローカルなまちづくり講座」の生徒、「ちんみーずとまちづくり班」も参加してくれました。

福八モテナス合同会社と連携しての新たな珍味商品のブランディングや販売への挑戦です。

少ない準備期間の中で、生徒自身の「想い」を伝え、またそれに応えようと奮闘するモテナスの方々。

見ていて手を差し伸べたくなる場面も正直ありましたが、見事販売までたどり着きました。

ただ、「販売」となれば大人も子どもも関係ないビジネスの世界。

結果として悔しい部分もあったかもしれません。

それでも、彼らの若き発想とエネルギーが会場に素晴らしい活気をもたらしてくれたことは間違いありません。

今回の経験はとても貴重で大切なもの。今後この経験をどう活かしていくのか、楽しみでなりません。

 

心ほどける「いもたき」の時間

そして、サブテーマである「いもたき」。

今回は松前町就労継続支援B型事業所Radiantにご協力いただきました。

Radiantは普段お弁当屋HAREを経営していますが、日替わり弁当は取り置き必須なほどの人気ぶり。

それが分かる瞬間が「いもたきの味」でした。

実はイベント運営をしていると(私だけかもしれませんが)、ご飯を食べたり会場を楽しんだりというのは難しいもの。

何もなくても、問題が起きた場合に備えて常に気が張っている状態です。

ただ、今回は私もゆっくりする時間があったため、Radiantのいもたきを試食。

感動するほどの優しい味わいで、一瞬で癒しの時間を過ごせました。

松前町は珍味だけじゃなく、農作物も自慢のものばかり。

まさき村との連携もあり、松前町の「さといも」も十分にPRできたのではないでしょうか。

青空の下の、松前町らしさ

そして何より印象的だったのは、普段は制服や作業着で会う仲間が、私服で青空の下に集まり、美味しいものを囲んで笑い合う光景。

小中学生からカップル、親子連れまで、たくさんの笑顔で溢れた会場は、まさに「松前町らしさ」そのものでした。

「珍味をぎゅうぎゅうに詰める姿」「いもたきや美味しいものを食べて癒される姿」「仲間と楽しむ姿」――

どの光景にも笑顔が溢れていました。

そんな姿が、私たち運営にとって何よりの報酬です。

 

ご来場いただいた皆様、そして一歩前に踏み出してくれた作り手の皆さん、本当にありがとうございました。